村商ニュース

【5月2日】
 

はじめに


チッソ置換不要のロー付け継ぎ手であるすすしらずは中心部に排気ガスを吹き込むための開口部があるため、施工後の強度に不安をもたれるかたが少なくありません。そこで、すすしらずの強度確認試験を行いましたのでご報告たします。


すすしらず(センター部分に開口部あり)
すすしらず(センター部分に開口部あり)

実験は引っ張りによる破壊と耐圧試験の2種類おこないました。


①引っ張り試験(一般のソケットとの比較)

一般のソケットに比べると5〜7%弱くなりますが、全長の5%以上のばさなければ破壊にはいたりませんでした。Δt=60℃での銅管の伸び率は約1%であり、その5倍以上の荷重に耐えたことになります
また、開口部が起点となる破壊及び開口部を埋めたロー材のはく離なども認められませんでした。


②耐圧試験

3%伸ばしダメージを与えた後設計圧力の倍にあたる8.6Mp加圧し48時間放置しましたが問題ありませんでした。

※試験結果のより詳しい資料、写真ご希望の方はご連絡ください。
※施工指導いたします。

耐圧試験 未使用・使用後

 

試験方法


(1)試験体

銅管にすすしらず及び一般銅ソケットを硬ロウにて溶接したものを使用


すすしらず品 28.58*1.0*500L 3本X2
19.05*1.0*500L 3本X2
銅ソケット 28.58*1.0*500L 3本X2
19.05*1.0*500L 3本X2

使用材料 メーカー名 仕様
銅管 コベルコマテリアル JIS H3300 質別1/2H
ソケット 多久製作所 カジュアル品
ロウ材 東洋溶剤 Bcup3

※1)各試験体には事前に寸法測定位置3箇所にマークをしておく
⇒直管部2箇所(ノギスで計測)+継ぎ手(径を糸で、長さをノギスで計測)
※2)すすしらず試験体にはすすしらず穴部分がわかるようなマークをしておく


すすしらず強度確認試験


(2)耐圧試験

①万能試験機にて毎分1mmのスピードで引っ張り103%注1引っ張った時点で止める。
②水圧で8.6Mp注2まで加圧し48時間放置する
③引っ張り試験開始前、引っ張り終了後、加圧直後48時間後の4回外径寸法を測定。
   同時にデジカメにて写真撮影を行う
④各サイズ3験体について行う


(3)引っ張り試験

①万能試験機にて毎分5mmのスピードで引っ張り破壊まで行う
②引っ張り試験開始前、引っ張り終了後の各2回外径寸法、全長を測定。
③開始前、引っ張り開始後1分、破壊後の3回デジカメにて写真撮影する。
④各サイズ3験体について行う


(4)試験場所

東京都立産業技術研究センターにて


注1)凾s60℃の銅管の伸び率は約1%
注2)2種冷媒の設計圧力は4.15Mp

 

試験結果


(2)耐圧試験

すすしらず耐圧試験
48時間後もれなし


(3)引っ張り試験

すすしらず
28.58
破壊時試験力
(kN)
変位量
(mm)
17.9406 21.443
16.375 24.269
17.2219 19.241
平均 17.1792 21.651
すすしらず
28.58
3%伸ばし試験力
(kN)
変位量
(mm)
15.1156 14.989
14.9438 14.993
平均  14.9896 14.9833
ソケット
28.58
破壊時試験力
(kN)
変位量
(mm)
18.675 43.7345
18.3687 24.825
18.2969 21.622
平均 18.4469 30.0605
ソケット
28.58
3%伸ばし試験力
(kN)
変位量
(mm)
14.9094 14.968
13.7219 14.986
平均 14.31565 14.977
すすしらず
19.05
破壊時試験力
(kN)
変位量
(mm)
11.4719 17.341
11.3188 17.616
11.6594 17.965
平均 11.4834 17.6407
すすしらず
19.05
3%伸ばし試験力
(kN)
変位量
(mm)
10.7188 14.978
10.6313 14.163
平均 10.67505 14.5705
ソケット
19.05
破壊時試験力
(kN)
変位量
(mm)
12.3001 21.7824
12.3469 22.737
12.1625 21.2425
平均 12.26983333 21.9206
ソケット
19.05
破壊時試験力
(kN)
変位量
(mm)
10.975 14.981
10.8094 14.997
平均 10.8922 14.989

すすしらず引っ張り試験

 
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